2010-01-01から1年間の記事一覧

2010年

音源研究会は2010年10月に始まりました。参加者それぞれが曲をかけて報告するというものです。10月に初の会合を持ちました。 キャッチコピー。 音源研究会に必要なもの。一枚のCD、お茶、知性。以上。 参加者のかけた曲と報告テーマは次のとおりです…

今年の音源(井上大地)

今年の音源10 できるだけ2010年に発売したものを中心に、今年1年よく聴いたCDアルバムを紹介します。 ○アジアンカンフージェネレーション「マジックディスク」(2010年) 「迷子犬と雨のビート」など、トランペットやストリングスの音色が印象深いですね…

傑作選(ギャグシンセサイザー)

すれ違う二人。ダフトパンク篇。 A「ダフトパンク聴いた?」 B「何それ」 A「いやトロンでさ。」 B「トロントといったらナイアガラの滝でしょ。ナイアガラといったら大瀧、佐野、杉」 A「え、大滝秀治と杉良太郎」 すれ違いすぎ... 文学部タダ野教授。ジェイ…

今年の音源(河原弘樹)

♪ 電気グルーヴ「VITAMIN」(1993)「DRAGON」(1994) ♪ BOB MARLEY「EXODUS」(1977)就職活動時にお世話になった3枚です。ES書いてる時、No Woman No Cryの「Everything gonna be alright」にどれだけ励まされたか。 電気はいわゆる現実逃避のためwwで、…

今年の音源(川本 賢)

新譜よりも旧作を多く聴き漁っていた2010年。YMO周辺の音源を中心に発見が多い1年でした。 ♪Yellow Magic Orchestra『BGM』(1981) 今年最大の再発見。インスタントに消費されない快感と、それに反しない絶妙な温度。未来は過去にあると感じた1枚。 ♪…

音源日記(粟谷佳司)

『DUB論』購入。ジュンク堂、京都BAL店。 読みながら、Brian Eno,Another Green Worldを聴く。Enoもダブに強い関心を寄せていたし、それは音楽において実践されていた。 レゲエ、ダブはパンク、ポストパンクにおいてさまざに影響を与えているが、それがなぜ…

今年の音源(粟谷佳司)

Perfume,ねえ。(2010) やっぱりパフームははずせなかった。 INO hdehumi,kaleidoscope.(2010) これも今年後半にいきなり。YMOのカバーが秀逸。 クラッシュ、サンディニスタ! PIL,Second edition. 自分のなかでまだ消化できていないけど、ポスト…

音源研究会のツイッター

始まりました。 http://twitter.com/ongenken

サディスティック・ミカ・バンド「黒船」(1974)(河原弘樹)

ロックとはカウンターカルチャーでありながら、その一方で享楽主義的な面も持ち合わせている矛盾したものだと私は考えているが、1970年代の日本のロックは、当時の流行であったフォークやアイドル歌手に反抗する若者の自由を訴える音楽であった。リスナ…

音源おしゃべり会

音源にかんして話す。at 寒梅館

想像のアメリカその2(粟谷佳司)

アメリカはカナダからのトランジットで立ち寄ったのだが、映画や音楽における表現文化から知るアメリカは、特に音楽では、ベルベット・アンダーグラウンドやスティーブ・アルビニがプロデュースするノイズであるとか、初期VUをプロデュースしていたアンディ…

The Avalanches『Since I Left You』(2001)(川本 賢)

The Avalanches『Since I Left You』(2001) 900以上のサンプルネタを自らの想像力をもって再構築したこのアルバムは、まるで少年の純粋な“夢の中”を表しているかのようだ。フリッパーズ・ギターの『ヘッド博士の世界塔』の例を挙げるまでもなく、サンプリン…

岡林信康(粟谷佳司)

あんぐら音楽祭 岡林信康リサイタル(紙ジャケット仕様) 同志社大学出身者である岡林信康。同志社出身では中川五郎、はしだのりひこと並んで関西フォークの立役者の一人である。 ここで聴ける「アメリカちゃん」。これは替え歌の実践として言及されながら、こ…

Justify My Love Madonna(粟谷佳司)

Justify My Love Madonna Album Description This 1990 Hit was Produced and Co-written by Lenny Kravitz. Includes a William Orbit Remix plus "Express Yourself" from the 1989 LP "Like a Prayer". マドンナのシングルを聴く。 マドンナは『ヒストリ…

想像のアメリカ(粟谷佳司)

Twilight Set(http://twitter.com/Twilight_Set)というバンドのシングルを購入。バンドの雰囲気やスティールギターの音色がすばらしい。ギターはヴィーナスペーターの石田氏のバンドでもギターを担当していたとのこと。お酒を飲みながらゆっくりライブを見…

研究会の中心メンバー

人工音響空間についてのエスキス(粟谷佳司)

人工音響空間についてのエスキス(粟谷佳司) コーネリアスのBreezin'のCueのカバー。このCueはもはやテクノではない。言い換えればCueが製作された当時のテクノというイメージとは異なるということだ。 テクノというのは、反自然の電子音、そしてシーケンサ…

いろいろ

今後の予定 音源研究会の開催。 クリスマスパーティ、DJイベント。 メンバーのお知らせ 粟谷 12月 音楽からはじまる第1回三田映画祭(慶應義塾創立150年記念事業)に出席(審査員)http://mwr.mediacom.keio.ac.jp/mitafc/sinnsain.html関連するウェブ 粟谷 …

著書についてのメモ

『音楽からのメディア文化史』(仮)のためのメモ。 キーワードのみ。 テクノロジーの活用。 表現の諸問題。 「鶴見俊輔からのメディア文化史1960-70年代」(メディア・コミュニケーション用原稿) ポスト音楽。 サンプリングと参照。 エレクトロニカ。 (粟谷…

音源研究会のお誘い

音源研究会のお誘い。 サイモン・フリスはパンクでロックの時代が終わったと書きました。しかし今こそわたしたちのニューミュージックでありつづけるポストパンク以降の音楽を、フリスやポピュラー音楽批判者のアドルノに(時には)抗って語るときです。みな…